あがり症の4つの原因ー④あがり恐怖症
あがり症の4つの原因ー④あがり恐怖症

あがり症の原因の一つに、あがり恐怖症があります。 あがり恐怖症とは、一度あがって失敗した後、次の機会に「また、あの時みたいにあがったらどうしよう?」と、恐怖することです。この、「また、○○したら、どうしよう?」という恐怖を「予期不安」といいます。
あがり症になる人は「真面目・完璧主義・優等生」タイプが多いので、たくさんの知らない観客たちが見ている前で犯した自分の失態を許すことができません。そのため、再度人前に出る機会が巡ってきた時に「また、あの時みたいにあがったらどうしよう?」という予期不安でいっぱいになります。
すると、脳がその恐怖をキャッチし、再びストレスホルモンを分泌させて交感神経を優位にし、あがり症の諸症状が現れてしまうのです。
何とも皮肉な話ですが、再びあがることを恐れるあまりに、見事にあがってしまいます。 すると、3度目にはさらに恐怖が増し、「次こそは絶対にあがりたくない!」と願うと、さらにあがってしまいます。 こうして、「あがり恐怖症スパイラル」が完成し、人前に出る度にあがり症が悪化し続けてしまいます。
この仕組みに気が付かなかった私は、なんと7年もせっせと場数を踏んでいました。 しかし、人前に出る度にあがり症は悪化し、ついにはステージ上で失神しそうな程の緊張に追い込まれたのです。
あがり恐怖症を克服する方法
前述のように、あがり症になる人は「真面目・完璧主義・優等生」タイプが多いので、何でも人より真面目に、かつ熱心にこなそうとします。 しかし、それが正しい方向ならともかく、間違った方向に突き進んでしまうと、私のようにドツボにハマってしまいます。
なので、あなたがもし何年も何年もせっせと場数を踏んでいるのに一向に改善されない、それどころか悪化の一途をたどっている場合は、自分が「あがり恐怖症スパイラル」の罠にハマっていないかどうか、自分の胸に問いかけてください。
「言われてみれば、一向に改善しないし、やればやるほど悪化しているだけだな」と気がついたら、すぐに場数を踏むのを止めましょう。
そして、「そもそも、なぜ自分はこんなにも『真面目・完璧主義・優等生』を捨てきれないんだろう?」と考えてみてください。
すると、「ありのままの自分に自信が無いから、完璧主義でカバーしようとしていたんだ」ということに気が付くはずです。 自分が弱い人間だということを自分で認めるのは勇気が要りますが、頑張って見詰めてみましょう。
やがて、「ありのままの自分、ダメなところもある自分であっても、愛される価値はあるんだ」ということを身体全体で理解できるようになると、人前で失態をさらす結果になったとしても、自我が崩壊しそうな程の恐怖は覚えなくなるはずです。
脳が恐怖をキャッチしなくなれば、ストレスホルモンが分泌されなくなり、あがり症の諸症状も現れなくなります。そして、いつの間にか自分のダメさを人に披露することに何の恐怖も感じなくなるでしょう。
それどころか、他人の反応が面白くてお笑い芸人並みに自分の失態をカミングアウトすることに喜びさえ覚えるようになるかも知れません。
その時、あなたはあがり症とは無縁になっているはずです。
「『真面目・完璧主義・優等生』タイプを捨てきれません」そんな悩みをお持ちの方は、お気軽にお問い合わせくださいね。