あがり症の緊張を一瞬で消す方法
あがり症の緊張を一瞬で消す方法

ひどいあがり症・発声時頸部ジストニアを自力で開発した心理療法で克服した心理カウンセラーの川畑律子です。
「あがり症の緊張を一瞬で消す方法はあるのだろうか?」と、思う人は多いかもしれません。
実は、お薬を使わなくても、一瞬であがり症の緊張を消す方法があります。
その方法とは、
「心から信頼している人に発表会やプレゼン、スピーチなどの会場に来てもらう」
です。
自分がひどいあがり症だと発覚したとき、人は
- 場数を踏んで治そうとする。
- 心療内科を受診して抗不安薬やβブロッカー系のお薬を処方してもらう。
- 諦める
の、いずれかで対処すると思います。
そういう私は、「場数を踏んで治そうとする」を7年も試してみました。
しかし、全く効果が出ず、それどころか悪化の一途をたどりました。
ところがある時の発表会で、私はまったくあがらなかったことがありました。
いつもなら、手足がブルブル震え、心臓は激しくドキドキ、声は上ずってひっくり返り・・・と、ありとあらゆるあがり症の諸症状が現れるのに、この日ばかりは落ち着いて最後まで歌うことができたのです。
普段の発表会と違ったことはただ一つ、友人がご両親を連れて見に来て下さったことです。
私があがらなかった理由

その友人のご両親とは、日頃からお宅に寄らせて頂いたり、一緒に食事会に参加したりと、とても親しくお付き合いをさせて頂いていました。
そのご両親のお顔を発表会で見たとき、全身に安心感があふれたのが分かりました。
思わず、「いつもより上手に歌えたんじゃないかしら?」と、自分の出来栄えに惚れ惚れしてしまったほどです。
あがり症の原因は、主に対人恐怖症にあります。
根っこのところで他人を信用していないと、「もし、たくさんの知らない人たちの前で失敗したら、彼らは私をバカにするに違いない!」という恐怖を感じます。
その恐怖が高じると、自律神経が乱れて交感神経が優位になり、あがり症になります。
でも、友人のご両親のように、「心から信頼している人たち」の前だったら、そんな心配をしなくて済みます。
私は、自分で思っているよりもずっと、友人のご両親を信用していたようでした。
もし、あなたがあがり症の緊張を一瞬で消したかったら、あなたが心から信頼している人に頼んで、発表会やプレゼン、スピーチなどの会場に来てもらうように頼んでみてください。
そして、「私が歌って/スピーチをしているとき、あなたの顔をじっと見るけど、あがらなくするためなので協力してね」と頼んでみてください。
あなたが心から信頼している人だったら、きっと快く了承してくれるでしょう。
場合によっては難しいこともあるかもしれませんが、その場合でもできるだけ気心が知れた人の顔を見るようにしてください。
きっと、いつもより安心して歌や楽器演奏、スピーチなどができるようになるはずです。
まとめ
私があがり症の緊張を一瞬で消すことができた理由は、心から信頼している友人のご両親の顔を見たことで「他人からバカにされる恐怖を感じなくて済んだから」でした。
もし、「私には、そんなに心から信頼している人なんていない」という場合は、また別の問題になります。
その場合であっても、自分で自分を好きになれるようになれば、「他人が私をバカにするに違いない!」という恐怖から逃れられるようになります。
自分で自分を好きになることができれば、たとえ他人からバカにされたとしても、自分の価値は揺らがないという自信が生まれるからです。
結局のところ、あがり症の緊張を一瞬で消すために必要なことは「自分で自分を好きになる」ことに尽きるのかもしれませんね。
「あがり症の緊張を一瞬で消したいけど、心から信頼している人がいないから、自分を好きになりたい!」
という方は、コチラからお問い合わせくださいね。
