コブクロ小渕さんと発声時頸部ジストニア
コブクロ小渕さんと発声時頸部ジストニア
歌手の発声時頸部ジストニアの原因は、「歌うこと」そのものに対するプレッシャーが原因です。
人気男性デュオ「コブクロ」の小渕健太郎さんが、2011年8月に発声時頸部ジストニアの治療のために半年間の休養を発表し、2012年4月に活動再開しました。
小渕さんによると、
「高音域の声を出そうとすると首周りの筋肉が異常に硬直してしまい、声が出しづらい症状が続いていた」
そうです。
この症状は、まさに私も発症していた発声時頸部ジストニアの症状と同じです。
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「鬼龍院翔さんと発声時頸部ジストニア」でも書きましたが、発声時頸部ジストニアは心因性です。
なぜそう言い切れるかというと、「私には、歌の才能なんてない」という思い込みを外した途端、私の発声時頸部ジストニアの症状がキレイに消えたからです。
何があったのかは知りませんが、私と似たような思い込みがこの頃の小渕さんにあったのかもしれません。
小渕さんの「君が代」独唱の失敗
ネットで小渕さんの情報を検索していたら、2019年9月15日のMGC(マラソン・グランド・チャンピオンシップ)で、小渕さんが国歌独唱で緊張のあまり、異様な高音で歌いだしてしまったという情報を見つけました。
私もYouTubeでその歌を聞いてみました。
小渕さんのファンには申し訳ありませんが、これは「プロ歌手の歌」ではありません。
確かに、「君が代」は短いながらも抑揚がなく、歌いにくい歌です。
普段小渕さんが歌い慣れている歌とは違い過ぎて難しいことが声が裏返ってしまった原因かもしれません。
しかし、ギャラを頂いているプロ歌手として「歌いにくい歌だから」という言い訳は許されません。
この失敗からも分かる通り、小渕さんはプレッシャーに弱い人なのかもしれません。
たくさんの人から一身に注目を浴びる場に立つことは、プロ歌手としてさんざん経験してきた訳ですから、そのことが声が裏返ってしまった原因ではないと思います。
とすると、やはり国歌である「君が代」を独唱することのプレッシャーに負けてしまったのが原因かもしれません。
実際に小渕さんにお会いしたことがないので断定はできませんが、自分にプレッシャーを与え過ぎてしまう方は生真面目な性格の方が多いです。
皮肉なことに、「絶対に失敗は許されない」と身構えれば身構えるほど、緊張し過ぎて声が裏返ったりひっくり返ったりします。
今後二度と小渕さんに「君が代」独唱のオファーは来ないとは思いますが、プレッシャーに弱い性質が小渕さんの発声時頸部ジストニアの原因と考えて間違いないと思います。
現在は発声時頸部ジストニアも治り、普段通りの活動をされているようです。
しかし、もし「プレッシャーに弱い性質」が発声時頸部ジストニアの原因ならば、その性質を根本的に治さないと、また今回のような失敗が起きるかもしれません。
発声時頸部ジストニアの治療
もしあなたがプレッシャーに弱い自覚があるのなら、カウンセリングをお勧めします。
プレッシャーに弱いということは、「失敗することは許されないことだ」という思い込みが強すぎるところから来ている場合もあります。
確かに、失敗することは褒められることではありませんが、失敗したからと言って自分を責める必要はありません。
カウンセリングでは、なぜプレッシャーに弱くなってしまったのか、これまでの成育歴をお伺いしながら原因を探ります。
原因が分かったら、「失敗を恐れる必要は無い」ということを理解できるように、潜在意識にアプローチします。
すると、「たとえ上手くいかないことがあったとしても、そのことで自分を責める必要はないんだな」ということが分かるようになります。
その結果として、プレッシャーに強くなり、ちょっとやそっとのことで動じなくなります。
プレッシャーにも強くなり、かつ発声時頸部ジストニアも治るという、「一挙両得」な結果になることは間違いありません。
「プレッシャーに弱い性質をなんとかしたい・・・」
そんな悩みをお持ちの方は、無料相談からどうぞ。