あがり症を克服する4つの方法ー①発声法
あがり症を治すー発声法

発声法を習うと、あがり症が治る!?
発声法を学ぶことであがり症を治す-とする説を唱える人がいます。
あがり症の人は声が震えたり、上ずってひっくり返ったり、ガラガラ声になったり、かすれ声になったりします。
発声法を学ぶことで、これらの声の悩みを解消することができる、と考えたのでしょう。
発声法を学ぶことで、あがり症を治すことは可能なのでしょうか?以下に考察してみましょう。
声楽的発声法
私は声楽を習うまで、「お腹で声を出す・歌う」というのがどういうものなのか、全く分かっていませんでした。私が「お腹で歌える」ようになったのは、声楽を習い始めてから毎日練習して、6ヶ月目のことでした。それくらい、難しいものなのです。
もし、発声法を習っていない普通の人が一晩中カラオケボックスで歌っていたら、翌日には声をつぶしてガラガラ声になっていると思います。こういう人はお腹ではなく、喉で歌っているからです。
声楽的発声法を知っている人は、声帯を酷使しません。声楽的発声法では、丹田で発生させた空気を気管を通ってあごの後ろを通り抜けるときに、ビブラートのために声帯を使うだけです。
それも、ごくかすかに声帯に空気を当てているのみです。
ですから、長時間歌っても、声がかすれたりつぶれたりしません。
私は、毎日の声楽の練習で初めに呼吸法を練習します。こうすることで、身体の中の空気の通り道を確保します。それから、発声法で声を良く出せるようにします、
十分に息をコントロールできるようになったら、まずはイタリア歌曲を1曲、それからアリアを1曲練習します。ここまでがワンセットで、大体30分かけて呼吸法と発声法を練習します。
これを毎日、6年間続けました。
発声法を習っていない人と比較すると、私は正しい発声法を知っていると言えるでしょう。
声が震える理由
しかし、そんな私でも、発表会のときはやっぱり声が震えます。緊張すると息が浅くなるので、空気が足りなくなり、声の震えとなるようです。
また、緊張することでお腹に力が入らなくなり、丹田に意識を集中できなくなります。
普段のレッスンでは緊張しないので、声は震えません。私の声が震えるのは、発表会等、人前で歌うときだけです。
ですから、いくら発声法を習っていても、緊張を取り除かない限り、やっぱり声は震えます。
そして、緊張を取り除くには、やはり原因である視線恐怖症、対人恐怖症、失敗恐怖症、あがり恐怖症を解消するしかないのです。
発声法を6年も習った私から言わせれば、「発声法であがり症が治る」という主張には首を傾げざるを得ません。
「声の震えを無くしたい・・・」「声が上ずったり、ひっくり返ったりするのを治したい」
そんな悩みをお持ちでしたら、お気軽にお問合せください。