あがり症を治すために捨てなければいけないこと

2019年9月7日

「あがり症を治すために捨てなければいけないこと」

 

あがり症を治すために捨てなければいけないことーそれは、「人から良く思われたい」という気持ちです。

 

なぜ、人はあがるのでしょうか?

その原因は、「人の目を気にし過ぎるから」です。

 

たとえば、パーティーでスピーチを突然指名されてしまったとします。

事前にスピーチをお願いされていたのなら、原稿を用意したり、スピーチの練習をしたりと、ある程度の心構えはできます。

しかし、「突然のご指名」では、何も用意していないのですから、誰でもアタフタすることは間違い無しです。

 

こんなとき、あがり症でない人は「困ったな。まぁ、適当に、皆が笑えるエピソードを絡めて話をするか」と、戸惑うものの素早く頭を切り替えます。

しかし、あがり症の人はこんなときパニック状態になります。

「どうしよう?」「何も話すことがない」「何を話せばいいのか」と、冷静に頭を切り替えることができません。

 

そして、アワアワしているだけで終わります。

会場には、気まずい空気を漂わせたままで・・・。

 

あがり症の人は、いったい何を考えてパニック状態になっているのでしょうか?

それは、「何か、気の利いたことを言わなければいけない」という間違った思い込みです。

 

「気の利いたことを言わなければいけない」という思い込み

 

確かに、パーティーのスピーチですから、気の利いたことを言った方がみんなから注目されるし、感心されます。

しかし、たとえ話がつまらなくてスベったとしても、所詮は素人のスピーチなのですから、気にする必要はありません。

そもそも、突然指名する方が悪いのですから、指名された方も「気の利いたことを言わなくてはいけない」義務はありません。

 

あがり症でない人がスピーチしてスベったとしても、大して気にしません。

「あれ?受けなかった。まあいいか」で済ませます。

 

しかし、あがり症の人は「あがってしまった。おまけにスピーチも全然受けなかった・・・」と、どん底に突き落とされたようなショックを受けます。

そして、2、3日はクヨクヨと落ち込みます。

 

あがり症にならない人が考えていること

 

あがり症になる人とならない人の違いは、「気の利いたことを言って、みんなから感心されなければいけない」という思い込みがあるか否か、です。

 

この思い込みがなければ、スピーチに対して必要以上に気負う必要がありません。

「まぁ、適当に話せばいいや」と思っているので、リラックスして話せるのです。

リラックスして話すことで、聴衆もリラックスして話を聞くことができます。

 

しかし、「みんなから感心されなければいけない」という思い込みがある人は、バリバリに気負ってしまいます。

その結果、肩の力が入り過ぎてしまい、緊張してあがってしまうのです。

 

名アナウンサーの徳光さんのような方なら、聴衆を100%満足させることができるかもしれません。

しかし、普段からスピーチの特別な訓練を受けていない人が、聴衆を100%満足させることは不可能です。

そもそも、タレントでもなければアナウンサーでもないのですから、聴衆を100%満足させなければいけない義務もありません。

 

義務も必要もないものに対して、「聴衆を100%満足させなければいけない」という思い込みそのものが、間違っているのです。

なぜ、あがり症の人がこのように思いこんでしまうかというと、自己評価が低いために「いつも完璧でなければならない」という思い込みがあるからです。

 

「自己評価を高めたい」という願望

 

自己評価が低いと、「他人からの評価」が気になって仕方がなくなってしまいます。

自己評価が低い人は、「これ以上、自分の価値を低くしたくない」という怖れを常に抱えているからです。

そのため、「自分の価値が低くなるかもしれない機会」に敏感になってしまうのです。

 

「他人から良く思われたい」という気持ちの裏には、「ヘタなことを言ってバカにされたくない」という恐れと「自己評価を高めたい」という願望が混在しています。

それらの複雑な感情が一度に襲ってきて、パニック状態になってアワアワとあがり症になってしまうのです。

 

したがって、あがり症を治すためには、「他人から良く思われたい」という願望を捨てることです。

そうすれば、必要以上に気負うことがなくなります。

 

「別に、人からどう思われようが、構わない」「たとえ、ヘタなスピーチで他人から笑われても、どうでもいいや」という気持ちになれれば、リラックスしてあがらなくなります。

 

まとめ

 

・あがり症になる人は、「他人からバカにされたくない」という恐れと「自己評価を高めたい」という願望が混在している。

・これらの複雑な感情が、スピーチなどの「たくさんの人から注目される場」に立つことでMaxになり、あがってしまう。

・あがり症にならない人は、自己評価が高いので、他人からバカにされても気にしないし、自己評価を高めたいという願望もない。

・あがり症を治すためには、自己評価を高め、「他人から良く思われたい」という願望を捨てることが必要。

 

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