あがり症を発症させる「呪いの言葉」
皆さんは、「あがり症、フォーカル・ジストニアを発症させる呪いの言葉」があるのをご存知ですか?
1度、この「呪いの言葉」が脳内でつぶやかれると、途端に「あがり症、フォーカル・ジストニアを発症させるスイッチ」が脳内でパチン!と入ります。
そして、その瞬間から指は動かなくなり、声は出なくなり、手足が震え、声は上ずり、大量の発汗、強い不安感に襲われます。
この恐ろしい「呪いの言葉」の正体は、いったい何なのでしょうか?
それは、「上手く弾けなかったら、どうしよう?」という恐れです。
実は、私もクラシック・ギターの発表会で、ギターを構えた瞬間に「上手く弾けなかったら、どうしよう?」と思いました。
そして、次の瞬間には、指がブルブル震えだしたのです。
その当時の私は、この「上手く弾けなかったら、どうしよう?」という恐れがあがり症を発症させた呪いの言葉だとは、思いもよりませんでした。
そのため、あがり症を治すべく「場数を踏めばあがり症が治るだろう」と考えて、7年もトンチンカンな努力を続けてきました。
しかし、その結果は、良くなるどころか年々悪化の一途をたどったのです。
また、TV番組の「News Zero」で放映されていたジストニアのピアニストさんも、「上手く弾けなかったら、どうしよう?と思ってから、右手が動かなくなった」と告白されています。
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もちろん、あがり症やフォーカル・ジストニアを発症させる原因は、この「呪いの言葉」だけではありません。
全ての原因を解明するには、一人一人のきめ細かいカウンセリングが必要です。
現在、あがり症やフォーカル・ジストニアで悩まれている方は、発症時にこの「上手く演奏できなかったら、どうしよう?」という呪いの言葉を脳内でつぶやかなかったかどうか、振り返ってみてください。
もし、「そういえば、あの時そんなことをフッと考えていたかも」と思い当たることがあれば、それはあなたが「失敗恐怖症」になっているということを意味しています。
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音大の卒業試験やコンクール、オーディションならともかく、一般人が趣味で音楽をやっている程度なら、上手く弾けても弾けなくても、どうということはないですよね。
でも、「呪いの言葉」をつぶやいたあの時の私は自己肯定感が低く、ちょっとのミスでも自分を許せなかったのです。
そして、あがり症を治そうと四苦八苦すればするほど、あがり症の底なし沼にどっぷりとハマってしまいました。
もし、「呪いの言葉」をつぶやいたせいであがり症やフォーカル・ジストニアになってしまったら、「上手く演奏できなくても、ダメダメな自分でもいいんだ」と、「自分OK!」の言葉に変えてみてくださいね(^^♪。
「『呪いの言葉』のせいで、あがり症やフォーカル・ジストニアの底なし沼にどっぷりとハマってしまいました」
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