クラリネット奏者Aさんのフォーカル・ジストニア治療記録・1

2019年8月18日

クラリネット奏者のAさんは、ご自身でリサイタルを開けるほどの腕前の持ち主でした。

ところが、かれこれ10年以上も、演奏時に右手の第4指と5指が動かなくなるという、フォーカル・ジストニアの症状に悩まされていました。

私は、ご相談にいらしたAさんに「なにか、原因となるようなできごとはありませんでしたか?」と尋ねました。

すると、Aさんは10年以上前のできごとを私に話してくれました。

 

Aさんは、リサイタル開催時に、あまりの準備の大変さに追われてしまい、半年近くロクに眠れないほどのストレスを抱えてしまいました。

リサイタルの企画を担当していた人は、とても面倒なタイプの人でした。

Aさんは、上手く意思の疎通ができないその人と対応することで、準備のストレスに加え、極限のストレスを感じてしまいました。

 

リサイタル当日の朝、Aさんに突然の悲劇が訪れました。

なんと、楽器を持てないほどの右手の激痛に襲われてしまったのです。

フォーカル・ジストニアの症状は、何とかリサイタルをこなし、その右手の激痛が治まってから始まった、とのことでした。

 

Aさんのお話をひととおり聞かせていただいた私は、「Aさんのフォーカル・ジストニアの原因は、このときのストレスだ」と直感しました。

そこで、リサイタル開催時に1人で頑張り過ぎてしまったAさんの心労を、マジック・セラピーで十分に癒しました。

 

Aさんから、セラピーの翌日に嬉しいご報告を頂きました。

「まだ完全ではありませんが、以前感じていた、演奏時に右手が『ムズムズ、モヤモヤ』していた違和感が無くなった」そうです。

Aさんの右手の違和感は、「あのときの辛いできごとを思い出したくない」という心の叫びでした。

 

一か月後、Aさんからさらに嬉しいご報告をいただきました。

「あれから、指は以前と比べて、ドンドン動くようになりました。来年のNYリサイタルが楽しみです!」

このように、フォーカル・ジストニアは、セッション終了後、日を追うごとに改善されていきます。

私も、来年AさんがNYのステージに立つ姿を想像して、我がことのように嬉しくなりました^^♪

 

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