場数を踏んでもあがり症に効果が無い理由

場数を踏んでもあがり症に効果が無い理由

 

あがり症に悩んだことのある人なら誰でも、「場数を踏めば、人前で演奏したり歌を歌うことにも慣れて、あがらなくなるだろう」と考え、せっせと場数を踏む練習をされたことでしょう。

もちろん、私もせっせと場数を踏んであがり症を克服しようとしました。

ところが、やればやるほどあがり症は悪化する一方でした。

そうして、6年経ったあるとき、
「場数を踏んでもあがり症に効果が無い」
「それどころか、悪化するだけだ」
と気が付きました。

 

今から思えばの話ですが、私に限らず「場数を踏めば、あがり症が治るだろう」と考えた人は古今東西、世界中でたくさんいるはずですよね。

それなのに、未だにあがり症が死語になっていない・・・ということは、そもそも「場数を踏んでも、あがり症には効果が無い」ということの何よりの証拠です。

 

そこで、トラウマをたった5分のイメージングで完治する心理療法:マジック・セラピーを開発しました。

 

この心理療法をさらに深く研究するうち、「場数を踏んでも、あがり症に効果が無い」のは当然だ、と理解しました。

 

場数を踏むほどあがり症が悪化した理由

 

あがり症の原因は「視線恐怖症、対人恐怖症、失敗恐怖症、あがり恐怖症」の4つです。

 

人は、過去に不快な経験をしたときに不快な感情を脳に抑圧することでトラウマとなります。

普段は、これらの抑圧された感情は潜在意識の奥底にしまいこまれています。

ところが、過去に不快な経験をしたときと似た状況に遭遇すると、途端に不快な感情が甦ります。

すると、脳はパニック状態になります。

 

あがり症の不快な諸症状である、「手足の震え、強い不安感、激しい動悸、大量の発汗、ど忘れ」等はこの「脳がパニック状態になった」ことの現れです。

つまり、こういうことです。

1.過去に不快な経験をし、トラウマになる

2.発表会でたくさんの人を前にする

3.脳が過去の恐怖を思い出す

4.脳がパニック状態になる

5.「手足の震え、強い不安感、激しい動悸、大量の発汗、ど忘れ」という身体症状になって現れる。

 

この一連の流れにおいて、「場数を踏めば、あがり症は治る」 説に「その根拠は?」と 思いませんか?

むしろ、「思い出したくない過去」を何度も再現させられて、あがり症が悪化するのは当然です。

 

もしも、「場数を踏めばあがり症は治る」と主張する人がいるとしたら、その人は「ビジネスあがり症」間違いなしです。

あがり症を治すには、上記4つの恐怖症をマジック・セラピーで癒すことです。

 

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「場数を踏んでもあがり症が治らない・・・」

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