あがり症を克服するための「マインドセット」
あがり症を克服するためのマインドセット

あがり症を克服するためには、ある「マインドセット」が必要になります。
というより、その「マインドセット」が欠けているからこそ、あがり症を発症してしまうと言えます。
あがり症を克服するための「マインドセット」とは・・・
「あがって失敗するかもしれないけれど、その時はその時。たとえ失敗しても、失敗したところからやり直せばいい。初めから終わりまで完璧でなくてもいい。大事なことは、最後までやりきることだ」
です。
マインドセットとは?
マインドセットとは、
「経験、教育、先入観から形成される『固定的な思考の癖』や『心の持ちよう(価値観・信念)』のことを言います。
マインドセットは2種類あり、「成長型マインドセット」と「硬直型マインドセット」に分かれます。
分かりやすく言うと、「成長型マインドセット」はポジティブ・シンキングで、「硬直型マインドセット」はネガティブ・シンキングと言ったところでしょうか。
たとえば、何か新しい物事を前にして、「成長型マインドセット」の人は、「やったことないけど、努力を続けていればそのうちモノにできるだろう」と考え、すぐに着手します。
一方、「硬直型マインドセット」の人は、
「やったことがないし、どうせ上手く行かないに決まっている。やるだけムダだから、手を出さずにおこう」
と考え、傍観して終わります。
あがり症の人のマインドセット
あがり症の人のマインドセットは、もちろん「硬直型マインドセット」です。
たとえば、
「どうせ、失敗するに決まっている。失敗すれば、観客は私のことをバカにするだろう。そうなれば、私の価値は無くなってしまう!」
です。
失敗するかどうか、観客がバカにするかどうかは、その場になってみないと分かりません。
ところが、「硬直型マインドセット」のあがり症の人は、「失敗する/観客がバカにするに決まっている」一択になります。
なぜかというと、自分を肯定していないからです。
自分を肯定していないと、「もしかしたら、失敗しないかもしれない」「もしかしたら、失敗しても観客は私をバカにしないかもしれない」という可能性を1ミリも信じられなくなってしまいます。
あがり症の人に多い性格傾向
あがり症になる人に多い性格傾向として、
真面目
完璧主義
優等生
が挙げられます。
世間一般では、これらの性格傾向は望ましいものとされるでしょう。
しかし、あがり症になる人が身に付けたこれらの性格傾向は、「そうすれば、親が私を愛してくれるだろう」と考えた上でのことです。
言わば、「愛されるために身に付けた仮面」のようなものです。
あがり症の人の親の一部に、子どもの些細な失敗を許さず、いつまでもネチネチ、グチグチと嫌味を言ったり、叱りつけたり、怒鳴りつけたりする人がいます。
このような育てられ方をした人は、成長すると失敗をひどく恐れるようになります。
そして、「愛されるための仮面」が外せなくなってしまうのです。
あがり症を発症するとき
普段は、この「優等生の仮面」を維持するために躍起になっています。
誰よりも努力するし、ルールを厳守し、だらしがない人を見ると怒りを覚えます。
しかし、このような人が発表会/プレゼン/スピーチなど「たくさんの知らない人たちから一挙手一投足を一斉に見つめられる場」に立つと、とてつもない恐怖に襲われます。
頭の中は、「もし、楽譜通りに演奏できなかったらどうしよう?」「もし、音程を外して歌ったらどうしよう?」「もし、スピーチの原稿を忘れたらどうしよう?」等、「まだ起こっていないことへの恐怖」でいっぱいになります。
この恐怖がクライマックスになると、ストレスホルモンの影響で交感神経が優位になり、あがり症の諸症状が一気に現れます。
たとえば、
心臓の激しい動悸
強い不安や恐怖
大量の発汗
声が上ずってひっくり返る
手足がガクガクブルブル震える
しっかり覚えたはずの楽譜/原稿をキレイにど忘れ
などです。
あがり症を克服する方法
したがって、あがり症を克服するためには、自分を肯定できるようになることが必要です。
自分を肯定できるようになるためには、親から散々ダメ出しされて傷ついた心を心理療法で癒すことです。
心の傷を癒すと、自分の頭の中を占めていた「〇〇だからダメなんだ」「〇〇じゃないからダメなんだ」が姿を消していきます。
すると、自分の中にある力を信用することができるようになります。
そして、知らず知らずのうちに「成長型マインドセット」を身に付けるようになります。
成長型マインドセットの獲得
今までは、「どうせ、やるだけムダだ」だったのが、「やってみないと分からない。何事も経験が大事」が口癖になります。
失敗を恐れなくなり、たとえ失敗しても、平気な顔でスルーできます。
自分を信じる力が生まれてくると、「観客は私をバカにするに決まっている!」という考えも消えていきます。
観客が自分をバカにするかどうかは自分ではコントロールできないことだし、たとえバカにされたとしても「自分の価値は揺らがない」という自信が生まれてくるからです。
また、「完璧にやりきること」にフォーカスしなくなり、「体験そのもの」を楽しめるようになります。
そして、
「あがって失敗するかもしれないけれど、その時はその時。たとえ失敗しても、失敗したところからやり直せばいい。初めから終わりまで完璧でなくてもいい。大事なことは、最後までやりきることだ」
というマインドセットを獲得することができるようになります。
まとめ
あがらない人のマインドセットは、「完璧にやりきること」にフォーカスしていない。
あがる人のマインドセットは、「どうせ、失敗するに決まっている」と、「失敗ありき」になっている。
自分の価値を信じられるようになると、「完璧にやりきること」が大事だと思わなくなり、あがらなくなる。
「成長型マインドセット」のベースは「自分を肯定していること」です。
あがり症に限らず、仕事でもプライベートでも「成長型マインドセット」は大事ですよね。
初めから「成功ありき」だったら、何でもチャレンジできそう、と思いませんか?
ぜひ、「成長型マインドセット」を手に入れて、順調な人生を送ってくださいね。
条件を満たした方は無料で読めます。