合唱コンクールであがらなくなるコツ

boys singing in a choir
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合唱コンクールであがらなくなるコツ

合唱コンクールであがらなくなるコツ、それは・・・

「合唱コンクールであがる人はいないので、特にありません!」

です(笑)。

「なんだ、おちょっくてるのか?」

「バカにしてるの?」

という声が聞こえてきそうですね。

元・あがり症の人間であった私から言わせて頂ければ、あがり症の人が合唱コンクールであがることはあり得ません。

なぜなら、「合唱」という名の通り、1人で歌うことがないからです。

あがり症の原因

そもそも、なぜ人があがるのか?というと、

「あがって失敗して、それを観客に笑われたら、どうしよう?」

という恐怖があるからです。

私は、趣味で声楽を習っていました。

声楽の発表会は、基本的に一人で歌います。

当然、観客が見つめるのは私一人です。

あがり症の人は、

こんなにたくさんの人が一身に私を見つめる場で、もし歌詞をつっかえたら、もし、音程を外したら・・・

と、「考えても仕方がない恐怖」にとめどなく襲われます。

そして、その恐怖を脳がキャッチして、交感神経を優位にさせ、心臓が激しくバクバクしたり、大量の汗がダラダラ流れたりします。

交感神経が優位になり過ぎた結果起こる諸々の身体症状のせいで、発表会はものの見事に失敗に終わります(´;ω;`)ウゥゥ

合唱コンクールではあがらない理由

a teacher teaching a girl how to sing
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合唱コンクールでは当たり前のことですが、たくさんの仲間と歌います。

この「たくさんの仲間と歌う」があがらなくなるポイントです。

皆さんも小学・中学生時代の音楽の授業で合唱をやらされた経験があるかと思います。

そのとき、「口パクしてもバレないから適当に歌えばいいや」と思った不届き者は、私だけではないはずです(笑)。

そう、合唱のいいところ?は、たとえ口パクしても観客にはバレないことです。

あがり症の人が何よりも恐れていることは、「失敗を観客からバカにされること」です。

ところが、合唱で観客が見ているのは「合唱団全員」であって、特定の個人に注目している訳ではありません。

*招待された身内や友人を除いて。

コンクールに出場するような人が口パクするはずはありませんが、ソロで歌う人よりは失敗がバレにくいのは確かです。

しかも、日ごろ共に練習に励む仲間たちが一緒に歌うのですから、こんなにも心強いことはありません。

あがり症の人は、基本的に赤の他人を信用していません。

しかし、日ごろから時間を共にする仲間たちは別です。

酷いあがり症だった私も、あるときお互い気心の知れた、親しい身内だけの結婚パーティーに呼ばれたことがあります。

そのとき、突然「出席者からの一言お祝いスピーチ」を司会者から降られました。

これが、自分のテーブル以外は「赤の他人」状態だったら、あがってしどろもどろになってしまい、せっかくのお祝いが台無しになることは請け合いです。

しかし、そのときの私は「気心の知れた仲間たち」に囲まれているという安心感から、即興で笑いも取り入れた、見事な?お祝いスピーチをやってのけたのです。

そう、その時の私は、「自分が酷いあがり症だったことを、すっかり忘れていた」のです。

ここまで書けば、お分かりになりますよね。

合唱コンクールであがらない理由、それは・・・

1.たくさんの仲間と歌うので、失敗がバレにくいという安心感があるから。

2.気心の知れた仲間と歌う安心感があるから。

という、2つの理由があるからです。

それでも、あがってしまうという人

man standing in front of group of boys holding lighted candles
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しかし、中にはそれでもあがってしまうという人もいるかもしれませんね。

そういう人は、おそらく

1.合唱団の指導者がとても厳しく、その人を恐れているから

2.合唱コンクールで以前にひどい失敗をしてしまい、そのことがトラウマになっているから

だと思います。

音楽の指導者あるある?かもしれませんが、音楽の指導者は厳しいのがノーマルです。

もちろん、中には優しい指導者もいます。

しかし、「なにも、そこまで厳しくしなくてもいいのに・・・」と、思わず涙目になってしまうほどに厳しい指導者がいます。

合唱コンクールでは、指導者が大抵指揮を執ります。

その際、鬼よりも怖い?指揮者が目の前にいる恐怖であがってしまうのかもしれません。

あるいは、過去に合唱コンクールで失敗し、皆の足を引っ張ってしまったのがトラウマになり、「また、失敗したら、どうしよう?」という恐怖を抱き、それが原因であがってしまうのかもしれません。

いずれにしても、あがってしまうのには必ず何らかの原因があります。

カウンセリングでは、あがり症に悩む方からじっくりお話を伺い、あがり症を発症するに至った原因を探ります。

原因が分かったら、それを心理療法で癒します。

すると、徐々にではありますが、あがり症の症状が改善されていきます。

あがり症の原因は、「また、あがったらどうしよう?」という予期不安です。

心理療法で予期不安を持つようになった原因をさらに探り、そして癒します。

その繰り返しで、あがり症はどんどん改善され、やがて完治します。

いつの間にか、恐怖でしかなかった合唱コンクールが楽しみになってしまうかもしれません。

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