フォーカル・ジストニアの原因ー完璧主義

2019年9月26日

フォーカル・ジストニアの原因ー完璧主義

フォーカル・ジストニアの原因ー完璧主義

池袋の漢方薬局、一二三堂薬局さんのサイトより


書痙の原因についてはまだ明確に解明されていません。

しかし、脳内における筋肉の動きをコントロールする部分の不調によるものという説が濃厚です。

さらに特定の神経伝達物質(アセチルコリン、ドパミン、セロトニンなど)のはたらきを調節する薬で症状が緩和することから、逆説的にそれらが書痙発症に関与している可能性が指摘されています。

書痙に限らず職業性ジストニアを患ってしまう方の特徴としては完璧主義、真面目、几帳面という点が挙げられます。

したがって、体質以外にもストレスを真正面から受けてしまう性格などもジストニア発症の要因としばしば指摘されます。

出典:一二三堂薬局 「書痙の原因」

一二三堂薬局さんは、書痙や痙攣性発声障害、イップス、チック症などを漢方で治療されています。

書痙や痙攣性発声障害は、フォーカル・ジストニアの一種です。

常日頃、私が主張している、フォーカル・ジストニアの原因と、一二三堂薬局さんの仰っていることは、全く同じですね。

関連記事:フォーカル・ジストニアという名の演奏恐怖症

特に、

「 書痙に限らず職業性ジストニアを患ってしまう方の特徴としては完璧主義、真面目、几帳面という点が挙げられます」

という点が重要です。

これは、フォーカル・ジストニアの原因があがり症と同じ「失敗恐怖症」であることの証拠です。

関連記事:あがり症の原因ー4つの恐怖症

「完璧主義のワナ」

私はフォーカル・ジストニアに悩む音楽家のクライアントをカウンセリングする際に、

「完璧主義なところはありますか?」

「真面目でない人を見ると、イライラしますか?」

「失敗したとき、トコトン落ち込むことはありますか?」

と、質問します。

すると、ほとんどの音楽家が「はい、そうです」と答えます。

なぜ、私がこんな質問をするかというと、「完璧主義」と「フォーカル・ジストニア」は、切っても切れない関係にあるからです。

というよりむしろ、「完璧主義であることは、フォーカル・ジストニアを発症するための絶対条件である」とも言えます。

世間一般では、「完璧主義」というと、優等生的な、良いイメージを持つと思います。

しかし、あがり症やフォーカル・ジストニアに悩む音楽家をカウンセリングする私から言わせて頂ければ、「完璧主義」こそがあがり症やフォーカル・ジストニアの1番の原因である、と断言できます。

私があがり症やフォーカル・ジストニアに悩む音楽家をカウンセリングすると、彼らが育った家庭にある「共通項」を見ることができます。

その共通項とは、

「彼らは、子どもの頃『ありのままの自分』を愛してもらえる環境になかった」

ことです。

たとえば、

あるクライアントの母親は、始終ガミガミと子どもにダメ出しばかりしていました。

また、あるクライアントの母親は、子どもの心を無視していました。

また、あるクライアントの父親は、しつけに異常に厳しく、テストの点が悪いと、子どもに体罰を与えていました。

子どもに対する親のこれらの行動は、「ありのままのあなたは、お母さんやお父さんにとって、何の価値も無い」というメッセージを子どもに与えます。

「ありのままの私は、お母さんやお父さんにとって、何の価値も無いんだ」というメッセージを両親から受け取った子どもは、「自分が自分であること」に絶望します。

そして、少しでも自分の価値を上げようと、必死になって「完璧主義」の鎧をまといます。

完璧主義を貫き、他の人の何倍も努力した結果、音楽家として高い地位を築かれる方は多いです。

しかし、どんなに真面目、完璧主義、几帳面でいようとしても、時にはミスもするし、頑張ったのに上手くいかないこともあります。

そんなとき、「真面目、完璧主義、几帳面」の優等生タイプの人は、とことん落ち込んでしまいます。

そして、上手くいかなかった自分を責めてしまいます。

このように、「真面目、完璧主義、几帳面」の優等生タイプの人は、知らず知らずのうちにストレスを溜め込んでしまいます。

ストレスを感じると、ドーパミンが分泌されたり、副腎髄質からアドレナリンとノルアドレナリンが分泌されたり、セロトニンが不足したりします。

あるとき、ストレスの限界値を超えるときがきます。

ストレスの限界値を超えると、ノルアドレナリンが枯渇します。

その結果が、フォーカル・ジストニアなのです。

フォーカル・ジストニアの原因ー神経伝達物質のバランス異常

セロトニンは、過剰に分泌されたドーパミンを制御する働きがあります。

セロトニンが不足すると、ドーパミンはそのまま暴走します。

また、ノルアドレナリンが過剰分泌されると、アセチルコリンが低下します。

ドーパミンとアセチルコリンは、ともに随意運動を制御する働きがあります。

このようにして、ストレスが溜まるとドーパミンとアセチルコリンのバランスが異常になり、フォーカル・ジストニアが発症します。

したがって、フォーカル・ジストニアを治療するためには、心理療法でストレスを癒し、ドーパミンとアセチルコリンのバランスを正常に戻すことです。

ちなみに、脳神経内科の先生がフォーカル・ジストニアが心因性だと認めない理由は、

「認知行動療法では治らなかったから」

だそうです。

認知行動療法ですくえるのは、浜辺のアサリやハマグリ程度です。

フォーカル・ジストニアの原因は、タイタニック号が沈む深海のような、潜在意識の底にいます。

認知行動療法でフォーカル・ジストニアが治せないのは、当たり前です。

しかも、フォーカル・ジストニアの原因は、潜在意識の底で「絶対に、誰にも見つからないように」、カギを何重にもかけて隠れています。

さらに、潜在意識の底からフォーカル・ジストニアの原因を引っ張り出そうとすると、「絶対に、外に出たくない!」と必死に抵抗してきます。

ある意味、タイタニック号に到達する方がよほどラクかもしれません(^^;。

なぜ、こんなにもフォーカル・ジストニアの原因を探りあてることが難しいかというと、「私は、お母さんから愛されてはいないのではないか?」という恐怖に直面させられるからです。

この恐怖は、人間だけにインプットされている恐怖かもしれません。

私たち人間は、産まれてからも長い間、両親に世話をみてもらわないと、生きていくことはできません。

自分で働いて収入を得るようになるまで、最低でも高校を卒業していないと、働き口を見つけることはできません。

一人では生きていけない子どもにとって、「親から見捨てられる」ことは、死刑宣告に等しいのです。

大人になって、自活できるようになれば親の援助は必要無くなります。

しかし、「お母さんは私を愛してはいないかもしれない」という恐怖だけは、その人に終生つきまといます。

そして、その人を生涯にわたって苦しめるのです。

しかし、心理療法で丁寧に心の傷を癒していくことで、やがてフォーカル・ジストニアの真の原因にたどり着くことができます。

毎日一生懸命心理療法で心の傷を癒すことで、2~3年後には誰でも完治できるでしょう。

「完璧じゃない自分でも、ありのままの自分でも、価値はあるんだ」と、心から思えるようになったとき、フォーカル・ジストニアは治ります。

「完璧主義が止められません・・・」

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