あがり症の薬ーβ遮断薬系、ベンゾジアゼピン系、SSRI系

2019年8月18日

あがり症の薬ーベンゾジアゼピン系抗不安薬

私は自分のひどいあがり症を治すために、心療内科を受診したことはありません。

近年、あがり症は「社会不安障害」の一種のようにみなされ、心療内科を受診するよう、製薬会社が盛んに広告を出しています。

私見ですが、どんなにひどいあがり症であっても、心療内科を受診する必要は無いと思います。

なぜなら、あがり症はカウンセリングとセラピーで改善することが可能だからです。

そうは言っても、心療内科を受診するとどのような薬が処方されるのか、知識として仕入れておくのは損はないと思います。

そこで、あがり症の人に処方される薬であるベンゾジアゼピン系抗不安薬、SSRI系、β遮断薬系の薬について紹介したいと思います。

ベンゾジアゼピン系抗不安薬がどのような薬かと言うと、

脳内の抑制性神経伝達物質であるGABA(gamma-aminobutyric acid:γ-アミノ酪酸)が作用するGABA受容体は抗不安、催眠・鎮静などに深く関わり、GABA受容体はベンゾジアゼピン(BZD)受容体と共に複合体を形成している。

BZD受容体が刺激を受けるとこの複合体に塩化物イオン(Cl)が流入し、脳の興奮が抑制され抗不安作用や催眠・鎮静作用などがあらわれる。

ベンゾジアゼピン系抗不安薬はBZD受容体に作用しこの受容体に結合することでGABAの活動を高め、抗不安作用や催眠・鎮静作用などをあらわし不安障害や心身症などの諸症状を改善する。

GABA(γ-アミノ酪酸)とは、「成熟した中枢神経系における主要な抑制性神経伝達物質」のことだそうです。

要するに、「抑制性神経伝達物質であるGABAの作用を強めることで、神経細胞の興奮を鎮める薬」がベンゾジアゼピン系抗不安薬と言うことらしいです。

抑制する働きがある神経伝達物質の作用を強める・・・

なんのこっちゃ?って感じですが(笑)、

頭の中でぼんやりイメージすると、「 あがり症の不安を『抑え込む力』を さらにグイグイと強めること」のようです。

ベンゾジアゼピン系抗不安薬の副作用

ベンゾジアゼピン系抗不安薬は以下の副作用が 報告されているようです。

  • 眠気、めまい、ふらつき、脱力感、食欲不振、低血圧
  • そして、薬そのものに依存性がある。
  • 手の震えや体のこわばり、突然死の原因になる。
  • 飲み続けていくうちに、効果が無くなる。
  • 効果が無くなることで不安に駆られ、 さらに薬を飲み過ぎてしまう。

この悪循環が、いわゆるオーバードーズの原因の1つのようです。

ベンゾジアゼピン系抗不安薬の離脱症状

さらに、減薬をすると、

  • うづきと痛み
  • 動揺また落ち着かない
  • アカシジア(座ったままでいられない、じっとしていられない)
  • 不安、恐怖とパニック発作もありうる
  • かすみ目
  • 胸痛
  • 離人症
  • 抑うつ(深刻となりえる)、自殺念慮もありうる
  • 現実感喪失
  • 下痢
  • 瞳孔拡大
  • めまい
  • 複視
  • 口渇
  • 不快(英語版)
  • 電撃の感覚
  • 血圧の上昇
  • 疲労と衰弱
  • インフルエンザ様症状
  • 胃腸の問題
  • 聴覚障害
  • 頭痛
  • 火照りや寒気
  • 嗅覚過敏
  • 高血圧
  • 入眠時の幻覚
  • 心気症
  • 触覚に対する過敏
  • 音に対する過敏
  • 頻尿
  • 優柔不断
  • 不眠症
  • 集中力低下
  • 記憶と集中の障害
  • 食欲不振と体重減少
  • 金属味(味覚の問題)
  • 軽度から中等度の失語
  • 気分変動
  • 筋けいれん、筋肉痛、筋攣縮
  • 吐き気と嘔吐
  • 悪夢
  • しびれとうづき
  • 強迫性障害
  • 痺れ
  • 偏執病
  • 止まっているものが動くような知覚
  • 羞明(光で目が痛い)
  • 起立性低血圧(立ちくらみ)
  • 反跳性REM睡眠
  • むずむず脚症候群
  • 音がいつもより騒がしい
  • 凝り
  • 味覚と嗅覚の障害
  • 頻脈
  • 耳鳴り
  • 振戦(ふるえ)
  • 視覚障害
  • 角質減少

ベンゾジアゼピン系抗不安薬の急な、あるいは急速すぎる中止は、さらに以下の重篤で不快な離脱症状となる可能性があります。

  • 緊張病、死に至ることもある
  • 混乱
  • 発作、死に至ることもある
  • 昏睡
  • 振戦せん妄
  • 妄想
  • 幻覚
  • 熱中症
  • 殺人願望
  • 躁病
  • 悪性症候群様事象
  • 器質性脳症候群
  • 心的外傷後ストレス障害
  • 精神病
  • 自殺念慮
  • 自殺
  • 叫ぶ、投げる、壊す、他害する
  • 暴力
  • 筋萎縮、筋減少

あがり症の薬―β遮断薬系の薬

β遮断薬系の薬は、あがり症の不快な身体症状を抑制する働きのある薬です。

あがり症で悩まれている人で、最もお困りなのが以下のような不快な身体症状の数々でしょう。

  1. 手足がガクガクブルブル震える
  2. 心臓が割れそうなほどにバクバクする
  3. 全身から大量の発汗をする
  4. 頭が真っ白になる
  5. 声が上ずってひっくり返る

これらの不快な身体症状は、アドレナリンの作用により、交感神経の活発な働きによるものと考えられています。

そこで、β遮断薬によって交感神経の働きを鎮めることで、これらの不快な身体症状をなくします。

β遮断薬の副作用

β遮断薬の副作用は、以下が報告されています。

  1. 心不全、心ブロック、高度な徐脈..息苦しい、胸が苦しい、動悸、疲れやすい、むくみ、急な体重増加、脈が飛ぶ、脈が1分間50以下、めまい、気が遠くなる、失神。
  2. 喘息発作の誘発..咳き込む、ゼーゼー・ヒューヒュー息をする、息苦しい。
  3. 血小板減少症..鼻血、歯肉出血、血尿、皮下出血(血豆・青あざ)、血が止まりにくい。

あがり症の薬ーSSRI系の薬

SSRIとは、「選択的セロトニン再取り込み阻害剤」のことを言います。

セロトニンの減少を押さえることで、感情の安定をはかる薬です。

セロトニンとは、「抗不安作用、気分安定作用、睡眠・食欲安定作用」のある神経伝達物質のことを言います。

セロトニンが少ないと、不安などの症状が出やすくなります。

セロトニンが放出されると、もとの神経細胞に再び取り込まれてしまうので、SSRIを服用することで、再取り込みの入り口を塞ぎます。

すると、セロトニンが増えるので、不安などの症状が出にくくなるそうです。

SSRI系の薬の副作用

SSRIの副作用は以下の症状が報告されています。

  1. 吐き気
  2. 頭痛
  3. 眠気、(ときに不眠)

ベンゾジアゼピン系抗不安薬と比較すると、副作用も少ないようです。

しかし、急に服用を止めると、

  • 吐き気、頭痛、めまい、熱感、しびれ感

が起こります。

あがり症の不快な症状が起こる理由

私は、自分がひどいあがり症だと分かったとき、まず「原因を知りたい!」と思いました。

このサイトにたどりつかれたあなたも、私と同じように、あがり症の原因を知らないで困っていることと思います。

私は、自分の体で人体実験を繰り返した結果、あがり症の原因を解明することができました。

あがり症の諸症状の原因は、潜在意識に抑圧された不安や恐怖です。

この不安や恐怖の正体は何か、というと、「自分の価値が無くなることへの不安や恐怖」です。

関連記事:あがり症の原因ー4つの恐怖症

あなたの脳は、あなたが発表会やプレゼン、スピーチ、会議などの「たくさんの人から注目される場所」に立って、歌を歌ったり、楽器の演奏をしたり、自分の意見を述べることを「自分の価値が無くなってしまう恐れがある」と判断します。

そして、その恐怖を脳の扁桃体という部位がキャッチすると、全身に向けて「そこから逃げろ!」という指令を下します。

その警告を受け取った視床下部からは、副腎皮質刺激ホルモン(CRH)が分泌されます。

その後、副腎髄質からアドレナリンとノルアドレナリンが分泌されます。

アドレナリンの作用で交感神経が優位になると、あがり症のあらゆる諸症状が起こります。 

私はあがり症の原因を知らなかったとき、「なんで、私だけがこんな目に・・・」と、あがり症の症状を恨めしく思っていました。

でも、私の脳の立場からすると、「たくさんの人から注目される発表会で歌を歌うなんて。失敗したら、価値が無くなってしまう。そうならないために、手足の震えを起こして、発表会を諦めさせよう」と考えていたようです。

あがり症の諸症状を治すために必要なこと

よく言えば、あなたの脳は「お節介焼き」であがり症の症状を起こしている訳です。

したがって、あなたの手足の震えを治すためには、あなたの脳が「発表会やプレゼン、スピーチ、会議などたくさんの人から注目される場」にあなたが立つことは「自分の価値が無くならない」「危険ではない」「安全だ」という認識をさせなければいけません。

そうすれば、あなたのあがり症の諸症状は日を追うごとに改善されていきます。

私や、クライアントもそうでしたが、治療を開始してから半年~1年ほどで手足の震えがピタリと止まります。

そして、2~3年後には不安や恐怖も消えてなくなります。

治療を開始してから3~4年後には、むしろ人前に立つことが楽しみになっていることでしょう。

あがり症治療で心療内科を受診する前に

厚生労働省は、2014年10月から、 ベンゾジアゼピン系抗不安薬の規制を始めたそうです。

このサイトをご覧になっている方で、心療内科の受診を検討されている方は、どうか思い留まってください。

薬を飲んでも、あがり症が完治することはありません。

あがり症の原因である4つの恐怖症ー視線恐怖症、対人恐怖症、失敗恐怖症、あがり恐怖症は、薬を飲んでも治らないからです。

むしろ、「恐怖は、抑え付けようとすればするほど、まるでアメーバのように増大し、増殖し、強化される」という性質があります。

ですから、抗不安薬で不安を抑え込もうとすればするほど、手に負えなくなるほどに脳内で恐怖が暴れ出すのです。

どんなにひどいあがり症であっても、カウンセリングとセラピーで自然に治すことができます。

それは、私自身がひどいあがり症-マックスレベルのあがり症を自力で克服した経験から言えることです。

薬物療法とセラピー

確かに、薬は即効性があります。

カウンセリングとセラピーで根気よく治すのは、時間がかかります。

時間はかかるけれど、根っこを治すので、一生あがり症で悩む必要はありません。

薬は即効性がある分、完治はしません。

ですから、人前にでる機会の度に薬を飲まなければいけません。

また、薬は人体にとって異物ですから、副作用があったり、肝臓を悪くしたりするのは当然です。

断薬をしても、その後何年も離脱症状に苦しむ方もいるようです。

このことをよく考えて、治療を決断していただきたいと思います。

それに、あがり症に悩む人は、仕事や人間関係、恋愛関係などでたくさんの問題を抱えている人も多いです。

その理由は、あがり症の原因である対人恐怖症や失敗恐怖症が、仕事や人間関係、恋愛関係にも悪影響を及ぼしているからです。

SSRI系の薬やベンゾジアゼピン系抗不安薬、β遮断薬系の薬を服用すれば、不安感や手足の震えなどのあがり症の症状は一旦は治まるでしょう。

しかし、あがり症の人の仕事や人間関係、恋愛関係の悩みまでは解決してくれません。

しかし、セラピーで根気よくあがり症の原因である対人恐怖症や失敗恐怖症を治療すれば、同時に仕事や人間関係、恋愛関係の悩みも解消します。

1度服用すれば即効性はあるけれど完治もしない、仕事や人間関係、恋愛関係の悩みも山積みのままを選ぶか、時間はかかるけれど、あがり症や仕事や人間関係、恋愛関係の悩みもすべて解消する方を選ぶかー答えは、すぐに見つかることと思います。

「抗不安薬なんかに頼りたくない!」
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