あがり症の原因ー4つの恐怖症

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あがり症の原因ー4つの恐怖症

あがり症の原因である4つの恐怖症について説明しています。

あがり症の原因は、一体何なのでしょうか?

素人考えでは、あがり症の原因は「恥ずかしがり屋」「引っ込み思案」等の、内向的な性格だと思われがちです。

確かに、内向的な性格の人なら、たくさんの人から一斉に見つめられる場に立つことで緊張してしまい、あがり症を発症してしまうことも考えられます。

「場数を踏んであがり症を治す」という行為は、内向的な性格の人でも人前に何度も出ることで「場慣れ」し、度胸をつけることであがり症が治る、という考えが前提になっているのだと思います。

しかし、私のクライアントで、音大卒のプロの音楽家もたくさんいます。

音大を卒業してプロの音楽家になる人は、2、3歳の幼い頃からピアノやヴァイオリン演奏の練習を始めます。

当然、人前での演奏は数えきれないほどの回数をこなしています。

そのようなプロの音楽家でも、あるときふとしたことがきっかけであがり症になります。

「場数を踏んであがり症が治る」なら、どうして普通の人よりたくさんの場数を踏んでいるプロの音楽家があがり症になるのでしょうか?

そもそも、内向的な性格があがり症の原因だとしても、どうして内向的な性格になったのか、その原因を理解していないと、場数を踏んで内向的な性格が治るとは思えません。

私は、クラシックギターと声楽の発表会でひどいあがり症に7年も苦しみました。

手足はガクガクブルブル震え、全身から滝のような大汗が流れ、心臓は口から飛び出しそうなほどバクバクし、しっかり暗譜した楽譜はキレイにど忘れし、言いようのない強い不安や殺されそうな恐怖を感じて、ステージで一人で脅えていました。

自分がひどいあがり症だと分かってから、ありとあらゆる機会を捉えて場数を踏んであがり症を治そうとしました。

しかし、あがり症は良くなるどころか、年々悪化しました。

このときのあがり症で苦しんだ経験をきっかけにして、あがり症の原因を自力で解明し、独自の心理療法:「マジックセラピー」を開発しました。

その心理療法を用いることで、あがり症の諸症状の全てを2年かけて消すことができました。

そして、なぜ場数を踏んでもあがり症が治らないのか、その原因も理解しました。

あがり症の脳科学的原因

あがり症の原因は、①視線恐怖症②対人恐怖症③失敗恐怖症④あがり恐怖症の4つです。 

これら4つの恐怖症は、主に小さい頃の頃の経験をきっかけにして発症します。

人は、何か不快な体験をすると、そのときの出来事を顕在意識で感じていたくないので、潜在意識に抑圧します。

しかし、過去の不快な体験と似たような経験をすると、途端に潜在意識に抑圧されていた恐怖が甦ります。

脳の扁桃体がこの甦った恐怖を察知すると、ストレスに対処するよう警告を出します。

警告を受け取った視床下部からは、副腎皮質刺激ホルモン(CRH)が分泌されます。

その後、内分泌が活動するルートと、自律神経が活動するルートに分かれます。

視床下部からのCRHに促され自律神経が活動した場合は、交感神経からノルアドレナリンが分泌されます。

その刺激を受け副腎髄質からは、アドレナリンとノルアドレナリンが分泌されます。

アドレナリンの作用で交感神経が優位になり、心拍や血圧、呼吸数の増大、血管の収縮、瞳孔の拡大、骨格筋への血液増加、発汗などが起こります。

これらの症状があがり症の症状となります。

つまり、あがり症の原因とは、過去の辛い体験で潜在意識に抑圧された恐怖なのです。

この恐怖は、場数を踏んでも潜在意識からは消えません。

むしろ、場数を踏めば踏むほど、扁桃体が刺激されて、あがり症を発症させるアドレナリンが分泌されやすくなります。

私がせっせと場数を踏んであがり症を治そうとしていたのは、脳科学的には全くの逆効果だったのです。

あがり症を治すためには、まず4つの恐怖症について理解することが必要です。

あがり症の原因①-視線恐怖症

あがり症の原因である視線恐怖症について説明しています。

あがり症の人は、観客の視線に敵意を感じて、恐怖のあまりにあがり症を発症します。

私も、観客が私を見つめる視線が、まるで鋭い矢のように全身を射抜かれるような恐怖を感じていました。

でも、あがり症ではない人は、同じようにたくさんの人から一斉に見つめられても、何も感じないのです。

このことを考えると、あがり症の原因の一つとして、視線恐怖症を挙げることができます。

視線恐怖症の原因は、

  • クラスの皆が見ている前で先生から体罰を受けた。
  • クラスの皆が見ている前でいじめられた。
  • たくさんの人が見ている前で、他人から暴力を振るわれた。

等、「たくさんの人が見ている前」で、何かイヤな経験をしたことが考えられます。

私の場合は、小学1年生のある日の下校途中に、突然見ず知らずの上級生女子2人組から因縁をつけられた事件が視線恐怖症の原因でした。

私の脳は、観客が私を見つめる視線と、小学1年生のとき私に因縁をつけてきた上級生女子2人組の視線とをオーバーラップさせて、恐怖を感じていたのです。

関連記事:私のあがり症の原因

カウンセリングでは、過去の体験で感じた「視線が怖い」という思いを癒すことで、あがり症の原因の一つである視線恐怖症を改善します。

そして、観客の視線に恐怖を感じさせないようにします。

視線恐怖症が改善されることで、観客一人一人としっかりアイコンタクトできるようになります。

あがり症の原因②-対人恐怖症

あがり症の原因である対人恐怖症について説明しています。

あがり症の人が怖がるのは、 「知らない人」の視線です。

あがり症の人は、家族や友人等、 お互いに気心が知れている人たちの前なら、 歌を歌ったり楽器を演奏したりしても 全然緊張しません。

私も、昔からの知り合いの前では、歌ったりスピーチをしたりしても、全然あがりません。

むしろ、「どう、私の歌にスピーチ、上手いでしょう?」と、ノリノリで歌やスピーチを披露します。

このことから分かるように、 あがり症の原因の一つとして、 対人恐怖症が考えられます。

対人恐怖症の原因としては、

  1. いじめ
  2. 信用していた友人からの裏切り
  3. 両親による精神的・肉体的虐待(親を信用できないのだから、他人を信用できないのは当たり前)
  4. 教師による体罰
  5. 見ず知らずの他人からの突然の攻撃

等が考えられます。

私の場合は、小学4年生のときにクラスの皆が見ている前で、担任教師が私の髪の毛をつかみ、教壇上で私を引きずりまわした暴行事件が対人恐怖症の原因でした。

このときの辛すぎる経験をきっかけにして、私は他人に対して高い心の壁を築くようになりました。

他人と距離を置くことで、2度と他人から傷つけられないようにしていたのです。

カウンセリングでは、あなたの対人恐怖症の原因を探り、子どもの頃の出来事で受けた心の傷を癒します。

そして、「むやみに他人を怖がる必要はない」 ということを理解してもらいます。

そうすれば、観客席の他人を怖がらなくなります。

対人恐怖症が改善されることで、あがり症だけでなく、あなたは人生全般でもっと生きやすくなります。

あがり症の原因③-失敗恐怖症

あがり症の原因である失敗恐怖症について説明しています。

あがり症の原因の一つに、失敗恐怖症があります。

失敗恐怖症とは、失敗を極端に恐れるあまり、自分から何一つ行動に移せなくなってしまうことです。

また、何か失敗をすると、ひどく落ち込み、いつまでもクヨクヨと気に病んだりします。

このような失敗恐怖症の人にとって、たくさんの人から見つめられる場でプレゼンやスピーチ、歌や楽器演奏をすることは「命がけのチャレンジ」に等しくなります。

「もし、失敗したらどうしよう?」という恐怖を扁桃体がキャッチすることで、アドレナリンが分泌されてあがり症を発症します。

失敗恐怖症の原因としては、以下が考えられます。

  • テストの点が良いときは親の機嫌がいいが、悪いと不機嫌になる。
  • 一日中ガミガミと親がダメ出しをしてくる。
  • 子どものやることなすことに親がケチをつけてくる。
  • 子供が何か失敗をすると、親が烈火のごとく怒りまくる。
  • 学芸会でセリフを忘れて、それを観客から笑われた。
  • 運動会のリレー競技で転んで、それをクラスの皆からなじられた。
  • 音楽の授業でリコーダーを吹きそこない、それをクラスの皆から笑われた。
  • 国語の授業で朗読をつっかえてしまい、それをクラスの皆から笑われた。

私の場合は、音楽の授業でリコーダーを吹きそこなったことと、運動会でバトンを受けそこなって転んだこと、学芸会でセリフをど忘れしたことが失敗恐怖症の原因でした(泣)。

これらの失敗をクラスの皆から笑われたりなじられたりしたことが原因で、「失敗することは、恥ずかしいことだ」と思いこんでしまったのです。

また、私が何か失敗をすると、いつまでもクドクドと私の失敗を責め立てる母親の教育も原因でした。

カウンセリングでは、「失敗しても、自分の価値は損なわれない」「完璧でなくても、自分の価値は損なわれない」という価値観を育てます。

あなたが失敗を恐れなくなることで、あがり症は改善されます。

また、何か失敗をしてもひどく落ち込むことも無くなり、「ま、いっか!」「ドンマイ!」と、自分の失敗に対して大らかな気持ちになります。

あがり症の原因④-あがり恐怖症

あがり症の原因であるあがり恐怖症について説明しています。

「学校の国語の授業で朗読をした。そのとき、声が震えて、それをクラスのみんなに笑われてしまった。それからあがり症になった」という人がいます。

あがり症で悩んでいるほとんどの人が、このタイプだと思います。

このタイプは、あがり恐怖症です。

あがり恐怖症は、「また、あがったらどうしよう?」という恐れがきっかけで発症します。

発表会やプレゼン、スピーチで失敗したからと言って、毎回同じ失敗をする訳ではありません。

しかし、あがり恐怖症の人は、「また、あがって失敗したら・・・」という恐怖で頭がいっぱいになってしまい、その恐れに支配されてしまいます。

その「恐れ」を扁桃体がキャッチすると、アドレナリンが分泌されて交感神経が活発になり、あがり症を発症します。

あがり恐怖症を改善するためには、カウンセリングで

「1度失敗したからと言って、いつも同じ失敗をする訳ではないし、それがあなたの価値を損ねる訳ではない」

ということを潜在意識に理解させることです。

これらのことが頭ではなく「身体で」理解できるようになると、あがることを怖れなくなります。

怖れることがなくなれば、扁桃体が刺激されなくなるので、あがり症も改善されます。

あなたが上記4つのあがり症の原因を心理療法で癒したとき、あがり症はドンドン改善されていきます。

失敗を恐れなくなることで、何事も積極的にチャレンジするようになります。

他人を怖れることもなくなり、交友関係も広がります。

いつの間にか、あがり症で苦しんだ過去がウソのように、あなたは人生を積極的に楽しんでいる自分に気が付くことでしょう。

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