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ガールズバンド「CYNTIA」のギタリスト、YUIさんがフォーカル・ジストニアにより、無期限活動休止となりました。

 

CYNTIAのサイトによると、「ピックを握ると自分の意思と相反して右腕に過剰な力が入ってしまい、力の抜き差しができなくなって手首や指が硬直してしまう状態に陥る」そうです。

この症状は、まさに私がカウンセリングしてきたギタリスト達の症状と同じです。

ということは、おそらく原因も同じだろうと思われます。

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フォーカル・ジストニアに悩むたくさんの音楽家をカウンセリングしてきた結果、彼らは発症時に様々なストレスやプレッシャーに見舞われていたことが分かりました。

ある人はプロとして独立するために頑張っていたり、ある人はコンクールの審査員を務めることになったり、ある人は大きなコンサートに参加することになったりしていました。

 

このような場合、普段より強いストレスやプレッシャーがかかります。

ストレスやプレッシャーは、現代人にはつきものです。

しかし、フォーカル・ジストニアを発症してしまう人は、ストレスやプレッシャーに弱い傾向があります。

 

そのために、普通の人なら乗り越えられるはずのストレスやプレッシャーを受けると、脳が「キャパオーバー」の状態になります。

身近な例を挙げると、「電気を使い過ぎて、ブレーカーが上がった」状態です。

YUIさんの「自分の意志と相反して、右腕に過剰な力が入る」のは、脳が「これ以上ギターを弾かせると、ストレスやプレッシャーがかかり過ぎるから、演奏させないようにしよう」と判断しているからです。

 

フォーカル・ジストニアとは、このように「ストレスやプレッシャーが強すぎて、脳のブレーカーが上がった」状態なのです。

電気のブレーカーが上がったら、すぐに原因と思われる家電製品の電気を切りますよね。

 

フォーカル・ジストニアの治療も同じで、「ストレスやプレッシャーから受けた精神的ダメージを心理療法で取り除く」以外ありません。

そうしないと、脳は「常にブレーカーが上がった」状態のままで、フォーカル・ジストニアを発症し続けます。

 

鍼、カイロプラクティック、アレキサンダーテクニーク、リハビリ療法などが効果が無いのは、こうしたメカニズムを全く理解していないからです。

*もっとも、このメカニズムを解明したのは、世界で私が初めてなので仕方ないのですが(^^;。

 

そして、ストレスやプレッシャーから受けた精神的ダメージを心理療法で取り除いた後は、「ストレスやプレッシャーに弱い気質」を治療しないといけません。

そうしないと、せっかくストレスやプレッシャーから受けた精神的ダメージを心理療法で取り除いても、将来的にストレスやプレッシャーがかかったら、フォーカル・ジストニアが再発してしまいます。

 

「ストレスやプレッシャーに弱い気質」の原因は、「いつも完璧でなければいけない」という思い込みです。

この思い込みの原因は、「子供の頃に、親からありのままの自分を愛してもらえなかったこと」です。

 

子供の頃に、親からありのままの自分を愛してもらえると、「私は、ありのままの自分でいいんだ」という自信を持ちます。

このような子どもは、他人と自分を比べて一喜一憂しません。

たとえ学校の成績が悪くても、そのことで自分を必要以上に責めたり落ち込んだりしないのです。

 

しかし、子どもの頃にきょうだいや親せきの子ども、近所の子どもと比較してけなされたり、成績が悪いとガミガミ叱られたり、成績が良いときだけ褒められたりするとします。

このように育てられると、子どもは「いつも完璧でなければいけない」「いつも親の期待に応えないといけない」と思いこみます。

このように思いこんでしまった子供は、学校の成績が悪いと、「自分はダメな人間だ」と、クヨクヨとうつ状態になるまで落ち込みます。

 

これはフォーカル・ジストニアに悩む音楽家をカウンセリングした結果の一例です。

 

このような原因以外にも、フォーカル・ジストニアに悩む人は、何らかの理由で「親に対して、心理的な壁がある」のが特徴です。

普通は、親と子の間には「心理的な壁」はあってはならないはずですよね。

 

ところが、何らかの理由で親に対して「心理的な壁」が築かれてしまったということは、親を無条件に信用・信頼していないということです。

親を無条件に信用・信頼していないということは、やはり過去に「親に対する子どもの信用・信頼」を損なうに足る出来事があった、ということを意味しています。

 

また、親を無条件に信用・信頼していない、ということは、裏を返せば、子どもは「私は、親から無条件に愛されていない」という自信の無さを表しているのです。

そして、この自信の無さが「ストレスやプレッシャーに弱い気質」の土壌となってしまうのです。

 

したがって、「ストレスやプレッシャーに弱い気質」を治療するためには、「子どもの頃にありのままの自分を愛してもらえなかった寂しさや悲しみ、怒り」を心理療法で癒すことです。

そして、「親はありのままの私を愛してくれなかったけど、そんな私でも価値はある」という新しいセルフ・イメージを確立することです。

 

そうすれば、将来的にストレスやプレッシャーがかかっても、「たとえ失敗しても、そのことで自分の価値は揺らがない」という自信があるので、脳が「キャパオーバー」を起こしません。

脳もブレーカーが上がらず、いつも同じ平穏な精神状態で過ごせます。

 

クヨクヨと落ち込んで時間をムダにすることもなく、自分のやりたいことに全力投球できるようになるので、結果的に夢が速く叶います。

常に他人と自分を比べて一喜一憂し、クヨクヨと落ち込んで時間をムダにしていた頃の自分を笑い飛ばせるようになるでしょう。

 

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