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フォーカル・ジストニアの原因ー演奏恐怖症

 

声楽家や演奏家に多いとされる「フォーカル・ジストニア」ですが、その原因は一体何なのでしょう?

 

私は「フォーカル・ジストニア」を「演奏恐怖症」と名付けました。

「私は、ピアノの演奏が大好きだから、『恐怖症』なんて当てはまらないわ」という不満を持つ人もいることでしょう。

 

確かに、「恐怖症」というと「高所恐怖症」や「閉所恐怖症」のように、ビルの屋上やエレベーターの中など、対象物そのものに恐怖を感じるイメージがあります。

フォーカル・ジストニアの正体である「演奏恐怖症」は、「演奏そのもの」を恐怖しているのではありません。

 

演奏恐怖症の場合は、「下手な演奏をすることで、自分の価値が低下すること」を恐れているのです。

 

異常な緊張やプレッシャーに見舞われた理由

 

私は、ひどいあがり症に10年近く苦しんできました。

しかし、あるとき「何とかして、自力であがり症を治そう」と決意して、あがり症の研究をスタートしました。

 

その結果、「完璧に歌わなければならない」という強いプレッシャーを自分に課していたことが原因だと分かりました。

元々、私は子ども時代のいじめも原因で、自己評価がとても低いところがありました。

そのため、「たくさんの知らない人から注目される場」である発表会が、私にとってはまるで「公開処刑」の場に等しかったのです。

 

他の人からすれば、「単なるド素人の発表会」なのに、私にとっては生死を賭けた「公開処刑」の場に等しいのですから、私が異常な緊張やプレッシャーに見舞われたこともご理解できるでしょう。

つまり、私は「歌うこと」を恐れていたのではなく、「元々低い自己評価が、歌の失敗でさらに低くなる恐怖」だったのです。

 

フォーカル・ジストニアを発症する演奏家が恐れているもの

 

「フォーカル・ジストニア」を発症する演奏家が恐れているものは、楽器演奏そのものではありません。

恐れているものは、「楽器を上手く弾けないことで、自己評価がさらに低くなること」なのです。

 

これまで、フォーカル・ジストニアに悩むたくさんの演奏家をカウンセリングしてきました。

彼らは、フォーカル・ジストニアを発症する前、様々なストレスやプレッシャーに見舞われていました。

 

ある人はコンクールの審査員を務めることになったり、ある人は大規模なコンサートに出演することになったり、ある人はプロとして独立するために奮闘していました。

これらの「普段よりも強いストレスやプレッシャー」がかかることで、脳が「上手く演奏できなかったら、どうしよう?」と恐怖を感じたことで、フォーカル・ジストニアを発症してしまったのです。

 

フォーカル・ジストニアを発症してしまう人は、そうでない人よりもストレス耐性が弱い傾向にあります。

そのため、「普段よりも強いストレスやプレッシャー」に脳が耐え切れず、フォーカル・ジストニアを発症してしまったのです。

 

したがって、フォーカル・ジストニアの治療は、「なぜ、セルフ・イメージの低下を恐れるようになったのか」をカウンセリングで解明することから始めます。

そして、フォーカル・ジストニアを発症した原因であるストレスやプレッシャーを心理療法で癒し、ストレス耐性に強くなることです。

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治療の後は、自己肯定感も高まり、演奏スタイルも自信に満ちたものになるはずです。

 

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