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あがり症を治すー話し方教室

 

話し方教室に通うことで、あがり症が治る、と考える人がいるようです。

話し方教室に通うことであがり症を治すことができるのかどうか、考察してみましょう。

 

私はあまり滑舌がよくなかったので、話し方教室に興味を持ち、話し方教室の1日体験講座を受講したことがあります。

そこのレッスンでは、くしゃくしゃに丸めたティッシュを、口いっぱいにつめこんでそのまま発声の練習をさせられました。

当然、口の中は唾液でいっぱいになりました。

 

唾液で濡れたティッシュで口の中がいっぱいだったら、発声どころじゃないですよね(^^;。

その話し方教室の主催者は、おそらく「困難な状況に立ち向かうことで発声が聞き取りやすくなる」と考えたのでしょう。

そのときの不快感を2度と思い出したくないので、それ以来1度もこの練習法は使っていません。

 

また、別のボイストレーニング教室では、ワインのコルク栓を口にくわえてそのまま発声の練習をさせられました。

これも、強制的に口を開けさせることで発声が良くなる、と考えたようです。

正直、あごが疲れただけで終わりました(泣)。

 

また、他の話し方教室では、いろんなシチュエーションを想定して、台本に沿った会話練習や、たくさんの人を前にして、スピーチの練習をさせるようです。

 

あるクライアントが、いつも「お天気の話」で会話をスタートさせることに気が付きました。

 

お天気の話と言えば、当たり障りのない会話の王道、と言うべき「鉄板ネタ」です。

毎回、「お天気ネタ」で会話をスタートさせるので、不思議に思っていましたが、どうやらそのクライアントが通っていた話し方教室で教わった「鉄板ネタ」だったようです。

せっかく、お金を出して通った話し方教室で習った「鉄板ネタ」ですが、会話の相手に不自然さを感じさせては、あまり意味がありません。

 

当たり前ですが、話し方教室で習った台本のシナリオ通りに日常会話が進むことなど、100%あり得ません。

話し方教室で習うことをそのまま日常生活に当てはめても、かえって不自然さが際立つという残念な結果に終わることもあります。

 

話し方教室であがり症は治るのか?

 

もしもあなたが、「たくさんの人を前にして話し方のレッスンを受ければ、そのうち話すことに慣れてあがり症も治るだろう」とお考えであれば、残念ながらその効果は期待できません。

なぜなら、あがり症の原因は1.視線恐怖症2.対人恐怖症、3.失敗恐怖症、4.あがり恐怖症の4つであり、場数を踏めば踏むほど、それらの恐怖症が重症化するからです。

あがり症を治す―エクスポージャー法」でも述べましたが、「場数を踏む」ことはあがり症の人にとって「百害あって一利なし」なのです。

 

私も、あらゆる機会を見付けて人前で歌う練習をしましたが、やればやるほどあがり症が悪化するという最悪の結果に終わりました。

おそらく、「話し方教室に通えばあがり症が治る」と考えている人は、その前提として「あがる、あがらないは『慣れ』が関係している」と考えているのでしょう。

確かに、どんな物事も練習を積むことで上手くなるものです。

 

私も、声楽を習い始めた頃は、あまりのひどさに先生を呆れさせました(笑)。

しかし、あがり症に関して言えば「慣れ」は関係が無いのです。

このことは、人前の演奏でせっせと場数を踏むこと実に「6年」の私が言うのですから、間違いありません。

 

また、もう1つの考え方として、「あがり症になる人は恥ずかしがり屋だからだ。話し方教室に通ってたくさんの人と会話をすることで、恥ずかしがり屋が治るだろう。そうすれば、あがらなくなるはずだ」という考え方もあるかもしれません。

しかし、「恥ずかしがり屋」と言えば聞こえがいいですが、恥ずかしがり屋は「対人恐怖症」の一種です。

 

対人恐怖症の原因は、子ども時代のいじめや両親による肉体的・精神的虐待などで負ったトラウマです。

これらのトラウマが原因で他人が怖くなってしまい、気軽に他人に話しかけられなくなります。

そのオドオドした様子が「恥ずかしがり屋」に映ってしまうのでしょう。

 

しかし、当然ですが、トラウマは話し方教室に通っても治りません。

 

それに、わざわざお金を出して人と会話することに慣れなくても、学校や会社など、身近な人と会話すれば済む話ですよね。

身近な人と会話ができないから、自分のことをよく知らない他人にお金を払って会話の練習をする・・・。

大変失礼ながら、どこかバカげている、と私は思います。

あがり症を治療する

 

あがり症の人は、たくさんの人を前にすると、視線恐怖症対人恐怖症失敗恐怖症のせいで脳が恐怖を感じ、その恐怖が身体に伝わることで身体が緊張し、硬直状態になります。

身体が緊張することで呼吸が浅くなり、その結果として声が上ずったり、ガラガラ声になったり、声がかすれて聞き取りにくくなります。

 

あがり症とは無縁の人は、これらの恐怖症と縁が無い人です。

彼らは、たくさんの人を前にしても、脳が恐怖を感じることありません。

脳が恐怖を感じないことで、身体も緊張しないのです。

 

したがって、私たちあがり症の人が不快な症状を解消するには、セラピーで視線恐怖対人恐怖失敗恐怖を治すことです。

そうすれば、たくさんの人を前にしても脳が恐怖を感じなくなるので、あがらなくなります。

また、「人見知り」「引っ込み思案」「恥ずかしがり屋」だった性格も明るく、外交的な性格に変化することでしょう。

 

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